ギャラリー

ご挨拶

ご招待とご挨拶

年齢を重ねるほど、時の流れは速くなると言われます。


私も七十歳を越え、八十歳を目前にするようになると、ますます速く感じられる時の流れの中で、やり残したさまざまなことに気持ちが急くようになりました。


そこで今回、私が所蔵する北朝鮮の絵画の展覧会を開催することにいたしました。


日本との深い縁があり、仕事で中国へも頻繁に行き来する中で、祖国の分断という現実に対する私なりの理解と認識が育まれ、北朝鮮にも深い関心を寄せてきました。


そのような経緯から北朝鮮の絵画を所蔵するようになりましたが、諸事情により展覧会を延期しており、このたびようやく開催できることになりました。


これらの絵画にはさまざまな価値があると思いますが、とりわけ、近年の作品ではなく、約三十年前に北朝鮮の画家たちが描いた多様なジャンルの作品であることに、大きな意義があると考えています。


約三十年前の北朝鮮の状況を念頭に作品をご覧いただき、南よりもなお色濃く残されていると私が感じる、私たち朝鮮民族の情緒に共感する場となれば幸いです。


ささやかな展覧会ではありますが、南北の共通性を取り戻し、統一への意識を高めることに、少しでも役立つことを願っております。


ありがとうございます。



2019年5月



韓民族文化研究会 理事長 シン・ヒョンハン(신현한) 謹白